
世界最先端のレーザー顕微鏡の開発技術を持つナノフォトンでは、理論限界に迫る空間分解能を達成するための最適な光学系をデザイン。ラマンに最適な横モード・シングルの高品質レーザーを搭載し、従来の常識を大幅に超える350nmという空間分解能を実現しました(532nmレーザー、×100 NA=0.90対物レンズ使用時)。従来の顕微ラマン装置では、1ミクロン程度の空間分解能が限界でした。RAMAN-11であれば、ごく微小な領域に存在するわずかな試料でも、ラマン光を感度良く検出し、イメージングすることが可能です。

▲カーボンナノチューブの高分解能イメージング
1ミクロン以下のスケールで分布するカーボンナノチューブまで、イメージングすることができます。
1ミクロン単位でスリット幅をコントロールすることができる、独自のスリット・コンフォーカル技術を搭載。深さ方向においても1000nmという高い空間分解能を実現しました。この高いコンフォーカリティは、透明なサンプルの非破壊観察時に威力を発揮します。フィルムの断層ラマン観察や、細胞のセクショニング観察でも、高精細なラマン・イメージングを実現します。
コンフォーカル(共焦点)とは?
コンフォーカル(共焦点)とは、検出器の前にピンホールを置くことで、合焦位置以外からの余分な光をカットする技術です。コンフォーカリティが悪いと、観察したい面の上下からの余分なラマン信号がノイズとして混ざりこむため、層状の試料をきれいに分離観察できなかったり、微弱な信号のサンプルを高感度で測定できなかったりします。

▲多層フィルムの断層ラマンイメージング
高NAの油浸対物レンズを使えば、およそ250nmのレイヤーまで分離観察することも可能です。
ラマン画像の取得速度を飛躍的に上げるため、レーザービームをライン状に引き伸ばして試料に照射するライン照明技術を開発。ライン状に照明された試料上の400点から、同時にラマン散乱光を誘起して検出するため、従来に比べて数百倍の高速イメージングが可能です。
また、高精度のスキャニングミラーを搭載することで、レーザービーム走査によるイメージングを実現。従来のステージ走査につきものの、機械的振動が発生しないため、溶液中の試料のイメージングにも対応可能です。
▲ライン照明+ビーム走査
▲ポイント照明+ステージ走査
高い空間分解能を保ったまま、広い範囲をイメージングしたい——RAMAN-11では、電動ステージを採用することで、ワイド・フィールド・イメージングに対応できます(オプション)。必要な空間分解能に合わせて、使用する対物レンズを選び、測定範囲をステップサイズをソフトウェアから設定します。最大で30mm×30mmの範囲をイメージングできます。

