
ラマン顕微鏡の初心者でも、すぐに直感で操作できること。RAMAN-11の筐体内部には、そのための工夫があちこちに施されています。
光軸調整不要の自動レーザー切り替え機構
532nmのレーザーでは蛍光が出てラマン光が検出できない場合、785nmを追加で搭載できます。RAMAN-11に搭載したレーザーは、ソフトウェアからワンクリックで切り替えることができます。わずらわしい光学調整は一切不要です。
3枚のグレーティングをワンクリックで切り替え
標準で3枚のグレーティング(回折格子)を搭載。刻線数の少ないグレーティングを用いてのワイドレンジ測定と、刻線数の多いグレーティングを用いての高波数分解能測定を、ワンクリックで切り替えることができます。
ワンクリックで測定エリアをかんたん指定
RAMAN-11では、高精度スキャニングミラーを使ったビーム走査光学系を採用。ステージを一切動かすことなく、クリックするだけで測定エリアを指定することができます。
RAMAN-11の光学系や測定用ソフトウェアは、さまざまな測定条件を、任意で細かく微調整できるよう設計されています。試料に最適なベストの測定条件を設定することで、最高のデータを提供することができます。
1ミクロン単位で微調整できる共焦点スリット
高い3次元空間分解能を実現するためのコンフォーカル・スリットの幅は、ソフトウェアから1ミクロン単位で調整することができます。使用する対物レンズに応じて、常にベストの空間分解能と分光分解能を発揮できます。
256段階でのレーザー強度調整
光学系に内蔵したNDフィルタをソフトウェアからコントロールすることで、レーザー強度を256段階で調整することができます。試料にダメージを与えない閾値まで、自在に強度を調整することが可能です。
レーザー強度を高精度でモニタリング
励起レーザーの強度をモニタリングするため、パワーメーターを標準で内蔵。高精度で光強度をリアルタイムで観察できるため、適切なレーザー強度をセレクトできます。
ネオンランプを用いた波数較正機能搭載
ラマンスペクトルの横軸(ラマンシフト)を較正するためのネオンランプを標準搭載。絶対波数精度が求められる測定に対応できます。
「レーザー」「分光器」「光学系」すべてを、黒いボックス内に収納。コンパクトに絞り込まれたボディは、周囲の空間をユーザーに解放し、広々とした作業スペースを生み出します。装置はターンキーひとつで作動し、試料を設置する作業以外は、ハードウェアを触る必要はありません。また、ボディのコンパクト化により、環境温度変化に対する堅牢性が増し、データの安定性も大幅に向上しました。

