RAMAN-11
TOP最高のイメージング性能500mm分光器搭載卓越した操作性洗練されたソフトウェア仕様

高波数分解能と明るさを高いレベルで両立

「十分な分光分解能があること」「十分な明るさが確保できること」「できるだけコンパクトであること」。この3つの条件を満たすため、RAMAN-11では焦点距離500mmの分光器を採用しました。分光分解能は、1200gr/mmのグレーティング使用時でおよそ1.6cm-1(FWHM)となります。そのほか、より高い波数分解能を発揮する2400gr/mm、ワイドレンジのラマンスペクトル測定が可能な600gr/mmの3枚のグレーティングを標準搭載。ソフトウェアから自動で切り替えて使用できます。

・ (注意)波数分解能の定義について

500mm分光器による高波数分解能
 

0.1cm-1を超える高精度ピークシフト測定

500mmという長い焦点距離と、高分解能用グレーティングの組み合わせにより、0.1cm-1を超える高精度ピーク位置決め精度を実現します。ガウス型やロンレンツ型のピーク関数のフィッティング解析により、ピクセル分解能(※)を超えた波数位置精度でピーク位置を解析することが可能です。通常、数万個のスペクトルから構成されるラマン画像データを、わずか数分で処理します。

ピークシフト測定
 

線幅の狭い高品質レーザーを採用

高い分光分解能を保つために、RAMAN-11では、線幅の狭い高品質レーザーを採用しています。線幅の大きなレーザーを使用すると、ラマンピークの幅が太くなり、ピーク位置の判別や、隣接するピーク同士の分離が困難になってしまいます。

狭線幅レーザー採用
 
 

・ (注意)波数分解能の定義について
顕微ラマン装置の仕様のなかには、分光分解能としてピクセル分解能(単位: [cm-1/pixel])を記載しているものが見られます。これは、回折格子により分散したラマン光をCCDに当てたとき、1ピクセルあたり何cm-1に相当するかを示す量です。たとえば、326-800cm-1の範囲に分散したラマン光を1340画素のCCDで検出すると、

 (800-326) / 1340 = 0.35 cm-1/pixel

となります(右図)。この数値は、分光性能(FWHMにより定義される分光分解能)とは関係がありません。このピクセル分解能が分光分解能を超えていたら問題ですが、そのような問題を抱えた装置は市場にありません。装置の仕様のなかには、分光分解能として記載された数値が、実際はピクセル分解能であるにもかかわらず、単位が [cm-1/pixel] でなく [cm-1] となっているものがあるので、注意が必要です。分光分解能として、高い数値が記述されている場合は、その数値がピクセル分解能なのかどうかを確認する必要があります。


ピクセル分解能

▲ピクセル分解能のイメージ図。
小さなピクセルを数多く持つCCDを使えば、ピクセル分解能の数値はいくらでも小さくなりますが、分光分解能があがっているわけではありません。