人と違うことをやりたいと思って生きてきました。他の人たちがやるなら彼らに任せればいい。他の人たちにはできるとは思えないことばかりを求めて探してきました。失敗もたくさんしました。だけど成功すれば、いつだって世界初です。これって、発明家の発想の基本です。そして科学者の原点でもあります。そうでなければ、世の中に新しい発明も新しい科学も生まれてきません。まさに起業家精神です。そんな仲間達が集まったのが「ナノフォトン」社です。

ナノフォトンの製品はいつもぶっ飛んでいます。誰もができるはずがないと思っていたラマン散乱の顕微鏡を作りました。レーリー光と蛍光の間にほんの僅かにしか含まれていないラマン散乱光を、顕微鏡下におかれた小さなサンプルの狭い空間から取り出して、色分解してさらに画像化します。ナノフォトンの顕微鏡は数百点を同時に測定しますから、数百分の1の測定時間で画像が得られます。大きなものを測るラマン顕微鏡も作りました。他にも光軸方向に偏光する偏光フィルターや、光干渉を起こさないレーザー光源変換器や、深い紫外域のラマン顕微鏡と対物レンズ、波長の20分の1の分解能を持つ先端増強ラマン顕微鏡など、他社にない「変な」顕微鏡と「不思議な」光学部品を作ってきました。ナノフォトンの顕微鏡は見かけも顕微鏡や分析装置らしい顔をしてません。

科学者が会社を起こすってことは、こういうことなんだろうと思います。

創業者 河田 聡