大阪大学から生まれたナノフォトンは「科学者の会社」の性格を色濃く持ちます。社員に理系出身者が多いのも特徴の一つ。今回紹介する若手2人も工学部出身で、それぞれ製造とR&Dに所属しています。ナノフォトンでの仕事の様子を語っていただきました。

製造担当、高木勇樹さん

高木勇樹さん(左)

製造担当の高木勇樹さん(28)は大阪大学大学院工学研究科機械工学専攻の博士前期課程を修了し、大学院に所属したまま昨年4月に入社しました。学部生の時から5年間、ナノフォトンで学生アシスタントをしていたため、会社のことはよく知っています。職場について「新しいことをやっていこう、という雰囲気がある」と話しています。

──学生アシスタントを始めたのは?

機械設計のアシスタント募集を知ったのがきっかけです。学部生の時、ロボット製作を行う団体に所属していて、そのスキルが生かせると思い応募しました。

僕にとって機械設計は、息をするのと同じように自然にできる作業です。もともとメカトロニクスが好きで、3歳の頃から工作をしたりしていました。

──今の仕事の内容を教えてください。

機械電気の設計と、部品の調達と、製造管理をやっています。
設計は、ラマン顕微鏡の部品一つ一つの形を決めていく、という言い方が分かりやすいかもしれません。形を決めていって、組み立てを考えていきます。

──アシスタント時代も含めて6年以上ナノフォトンで働いていますね。会社の雰囲気はいかがですか?

がんがん新しいことをやっていこう、というスタンスだと思います。ただ、僕はわりと物事をどんどん変えていこうと思うたちなので、「ちょっとやりすぎだ」と言われることはあります。提案は聞いてもらえますが、お客さまに迷惑をかけてはいけませんから「それをやる前に検証してや」と注意されるんです。

また、職場はフラットな関係です。もちろん上司が最終決定をしますが、上意下達ではなくネットワーク式に回しています。

──ナノフォトンで働くのは、どんなタイプの人が向いているのでしょう。

新しいことをどんどんやり、自分がルールを作っていくくらいの意気込みを持っている人ですね。会社は意見を聞いてくれます。もちろん内容次第です。

ソフトウエア開発、織田祐真さん

織田祐真さん

ソフトウエア開発を担当する織田祐真さん(24)。大阪大学工学部応用理工学科を卒業し、今年春に入社しました。学生アシスタントからの社員採用です。趣味のプログラミングの技術を仕事に生かし、楽しく働いています。

──織田さんもナノフォトンでアシスタントをしていたのですね

電子工作やプログラミングをするサークルの先輩から「プログラミングのアシスタントで人が足りないから入らないか」と紹介してもらいました。プログラミングは、大学に入ってから趣味として本格的に始めていました。

──プログラミングの面白さは何ですか?

既存のソフトウエアで、かゆいところに手が届かないと感じることがあると思いますが、それを自分の望むように作れるのは魅力の一つです。さらに、ジグソーパズルやレゴブロックで遊ぶのと近い感覚があります。

──趣味を仕事にできて良かったですね。

好きなことをやっているので、仕事はとても面白いです。基本的に、プログラミングは一から書くのではなく、自分の知識のストックを組み合わせて目的のものを作ります。「こういう仕様のものを作りたい」という時に、どう構築しようか考えるのはやっぱり楽しいですね。

──会社の雰囲気を教えてください。

和気あいあいとして、技術職の人が本当に技術が好きなんだなという印象がアシスタントの時から強かったんです。その印象は今も変わりません。

座席がアプリケーションエンジニアの2人と同じ島で、他の会社だったら接点がないような関係なのに毎日意見交換している。そういうのも楽しいです。

また、大企業のように、何か意見を出す場合に書類が必要だとか、何人も通さないといけない、ということがありません。やりやすいですね。

──今後、やりたいことは?

プログラムのソースコードの保守性を良くしたいと考えています。例えば、ある機能を足してほしいと依頼があっても、今は変更が想定されていない設計になっています。ソースコードが素直じゃないんです。ごちゃごちゃしていると、問題が起こった時にどこで問題が起きたのか判別しにくい。それを改善するつもりです。

可能性あふれる若い方から話を聞くのは楽しいものです。今回インタビューした2人は専門性があり、それなりに責任を負っているためか、仕事に対する自信をひしひしと感じました。2人とも「他の会社は知らないから比べられない」と話していますが、大企業では得られない経験を通じてたくさんのことを学んでいるのでしょう。次回は今春入社した2人を紹介します。(メルマガ編集長・根本毅)