6/19/20 第17回会長室から 「株主総会が無事終わりました」

本日、ナノフォトンの第17期株主総会が終わりました。今年は、コロナウイルス感染の影響で会場に来られる方はほとんどおられませんでしたが、株主の方々には事前に資料をお送りし、第17期の決算報告と事業報告、そして第18期の事業計画と課題についてご説明しました。

前年度第17期と比べて売上は25%増、営業利益は3.5倍となりました(いずれも連結)。売上台数も前年度の27%増でした。日本の製造業では大企業の減収減益が報告されていますが、ベンチャー・中小企業の当社は2年連続増収増益となり、復活の兆しです。今期をナノフォトン社のセカンドステージと考えて、製造台数の大幅増に対応できる製造体制を新たに構築し、サービス・営業体制を強化し、マーケティング事業も抜本的な刷新を行っています。3月以降は世界中で経済活動がストップしている中、当社においても通常活動が困難な状況に陥っていますが、この機会に新しい企画と挑戦を始めています。このホームページでも、その様子を垣間見ていただけているかと思います。

総会では、新たに韓国法人代表取締役のHyo Jin Kimが取締役に選任され、営業担当の取締役・藤原健吾は取締役専務に就任しました。

ますます元気なナノフォトンに、今年度もご支援賜りますようお願い申し上げます。

2020年6月19日
ナノフォトン株式会社
代表取締役会長兼社長 河田 聡

4/26/20 第16回会長室から 「ウイルスに負けないぞ!キャンペーン」

ナノフォトン社はその名の通り、「ナノ」を光で分析する顕微鏡の会社です。ですから、「ナノ」に関してはとてもうるさいです。コロナ・ウイルスは大きさは〜100nm(0.1µm)、1ミリの1万分の1です。ウイルスはペスト菌やコレラ菌のような細菌(病原菌)と比べて非常に小さくて、ふつうの光学顕微鏡では見えません。スギ花粉(〜30μm)やPM2.5(〜2.5μm)対策用などの普通のマスクは、ナノサイズのウイルスを遮断することができません。ウイルスをストップできるウイルス専用マスクは隙間が狭くて呼吸するのが苦しいので、もし使うなら電動ファンがついているマスクがいいと思います。毒マスク・ルックです。マスクの上や横から空気が入れば呼吸できますが、それでは空気に乗って飛んでくる微粒子・微生物から私たちを守ることができません。ウイルスは死なないので(というか生きていないので)、ウイルスが付着したマスクは素手で触わってはいけません。本当は、鼻と口だけではなく目も覆う必要があるように思います。

ナノを制御することはなかなかやっかいなんです。ナノフォトンが装置を開発したり製造するときに経験していることです。

緊急事態宣言で行動が制限されているので、ラマン顕微鏡でコロナ・ウイルスを見つける方法をずっと考えています。ナノフォトン社のTERSsenseは10nmの分解能があるので、コロナ・ウイルスを観察・分析することができます。ただ、価格が高すぎる。全く新しい原理に基づく検査装置を作ろうかとも考えました。しかし経済が止まった今、開発費がありません。

緊急事態宣言下でもナノフォトン社は、あれこれ考え悩み、そして元気に活動しています。コロナ・ウイルス用の検査装置を考えるだけではなく、ネットやオンラインでできる営業やマーケティング・システムを構築し、経済復活の日から直ちに納品できるように活動を行っています。zoom会議にもすっかり慣れました。東京、大阪、ソウル、北京のそれぞれのオフィスと社員のそれぞれの自宅から、皆がまるで同じオフィスにいるかのようにバーチャルな会議や打ち合わせを並列して行っています。コロナ・ウイルスのお陰で押印やコピー・書類保管などの昭和の文化からも脱却しつつあります。このホームページも少しずつ、修正しています。

昨年に発明した独創的ビーム走査方式のランダム走査ラマン顕微鏡「RAMANwalk」の発表会は、残念ながら余儀なく延期することになりましたが、受注は開始しています。ぜひ、お問い合わせください。「RAMANwalk」以外のすべての製品も、様々な特典とキャッシュバックによる「ウイルスに負けないぞ!キャンペーン」中です。ウイルス感染と緊急事態宣言による経済停止は深刻な事態を生み出しましたが、まさにDisruptive Innovationのチャンスとなりました。

皆さんもどうか、Stay safe, stay healthy!!

2020年4月24日
ナノフォトン株式会社
代表取締役会長・社長  河田 聡

1/ 1/20 第15回会長室から 新年のご挨拶『世界と日本』

代表取締役  河田 聡       

新年明けましておめでとうございます。2020年もよろしくお願いします。

令和の時代を迎えて、産業界や科学界がますますグローバル化しつつあるように思います。その中で、日本のプレゼンスの低下がしばしば話題になります。いわゆる90年頃のバブル崩壊がきっかけだと言われます。同時期に世界ではソビエト連邦が崩壊して新たな共同体EUが設立され、中国が台頭するなどの新しい流れが生まれました。日本ではその流れ・風を感じることなく、内向けの議論や政策が続きました。

日本ではいま少子・高齢化が最大の関心事ですが、世界では爆発的な人口増加が大きな課題です(現在77億人)。人口の爆発的増加は、地球規模で多くの深刻な問題を生み出します。伝染病・感染症が蔓延し、海洋汚染や大気汚染によって地球規模の環境破壊が進み、憎しみによる内戦やテロが増加します。私たちは、もっと世界に目を向けたいと思います。国の政策も産業界や教育界も、国内にだけ目を向けているような気がします。独自の進化を続けてガラパゴス化が進みます。

ナノフォトンは日本発・世界初をスローガンに、世界に貢献する日本発のハイテク・スタートアップとして設立されました。創立から17年を経ていま、大きな転換期を迎えています。様々な困難を克服して売上・利益ともに高成長を続けており、新たな転換を図っています。昨年は新製品の開発と発表、販売の協業、製造体制の改革、未開拓地域での販売網の確立などの挑戦を行いました。

世界唯一のラマン顕微鏡専業メーカーとしてさらなる研究開発を進めて、地球規模での課題解決を目指す世界の人たちに貢献する企業としてさらなる成長を遂げたいと考えています。より一層のご支援をお願いします。

2020年1月1日
ナノフォトン株式会社
代表取締役会長兼社長 河田 聡