RAMANview 導入実績レポート

第3回

神戸大学 大学院人間発達環境学研究科 人間環境学専攻
谷 篤史 准教授

機能が予測できる、使いやすいソフトウェア

RAMANviewを導入してから、できたものが何かということが簡単にわかったり、あるいはその時間変化をずっと追えるというのはとても嬉しいですね。分析結果を見てここだけが違うんだなとか、不均一性が簡単に測れるというのがいいと思います。


あとはソフトウェアがすごく使いやすいです。特に今の学生さんの世代はスマホ・タブレット時代を生きているため、取扱説明書を読まずにいかに使えるかがポイントなんですよね。当然ここを押したらこうなるよね、という期待通りに動くソフトウェアというところが使いやすさの重要だと思います。そのため、皆が積極的に機能のボタンを押してみるようです。ここで『やりたいな』と思うのが大概ここにあるだろうと予想できるし、実際にその機能がある。『ここを押したら何が起こるかわからない』ような怖さがないため、大丈夫だという確信を持って操作する、というのがいいのでしょうね。


開発力が成せる、拡張性の高さ

大学では、テーマの違う研究が次々と出てくるため、分析装置の仕様を決め打ちで「これ!」と限定してしまうのがとても難しいです。先生が決めたテーマを学生がただ決められた通りにすることも多いと思いますが、なにかもっと自分で考えるようになって欲しいと私は思っています。そうでないと社会に出て困ってしまうかな、と。アイデアを出したりして自分で考えた研究テーマに対応できる装置であって欲しいですね。

ナノフォトンの装置は、導入後も機能や仕様を拡張することがあったとしても、フレキシブルに対応してくれる安心感がありますね。実際にグレーティングも最初導入時はRAMANviewには波数位置固定のものが1枚しか搭載されていなかったのですが、2枚搭載でき、中心波数も自由に設定できるようになりました。また、大きなサンプルや、液体窒素で冷やしながらの測定に対応できるよう、大型遮光カバーに変更もしていただきました。このように、機能を拡張していただき自由度を高くしたものが大学や研究向けには私はいいと思います。サポート面でも、すぐ来てくれますし、学生のみなさんもとても喜んでいます。


RAMANviewの拡がる可能性

要望を挙げるとすれば、レーザーをボタンひとつでポチっと切り替えられるようになると良いですね。レーザー入れ替えずに、この波長、次はこの波長、など。でもそういうの言い出したらキリないですよね。

地球惑星科学では、岩石や堆積物,時には氷のコア試料を対象に研究することがあります。こうしたコア試料を測定するのにもRAMANviewは使えると思います。コア試料のよさは深さ方向に連続した試料という点なのですが、それらを右から左へ流しながら測定するというような使い方ができそうです。少し表面にデコボコがあってもラマンを測れてしまうことが、普通の顕微ラマンでできないRAMANviewの素晴らしい点だと思いますので、RAMANviewの今後の可能性に期待したいですね。