2002年5月のメッセージ
社会に感謝される大学を目指して

新しい研究室が始まって1ヶ月。新4回生が4月末に配属されました。5月9日10日には新歓コンパならぬ恒例の新歓セミナーを、淡路島国際会議場にて開催。阪大のLaSIE、阪大のCoCoNoSeminar、阪大FRC、そして理研Nanophotonicsからほぼ全員が参加。目的は

(1)各研究グループから新人(4回生と外部からの修士入学生)への研究内容の紹介、

(2)研究グループ間の研究内容理解、

(3)互いに知り合いになること、

(4)夜のセッションではLaSIEのM1による中間報告会、

等でしたが、もう一つ大切な目的が見つかりました。

Closing Remarksにてお話ししましたが、異なる分野と異なるレベルの聴衆を満足させるプレゼンの練習です。新人に分かるように話せば先輩が退屈する、別のグループに説明すれば新人がついていけない、ボスである私には新しいデータを示してアピールしたい、などの難しさの中で、うまくストーリーを作る必要があります。一部の学生とスタッフはとても上手に発表しましたが、多くはそうでもありませんでした。

阪大フロンティア研究機構では、第1回のタウンミーティング(正式名称ではありませんがその趣旨はお分かりと思います)を原子力専攻にて開催。FRCには学内外に色々な反発があります。学内や役所からの反発や抵抗が大きければ大きいほど、私たちは必要な改革をしているのだとの実感があります。大学は税金によって成り立っているのであって、役所や教授の要望や不満よりも、納税者である一般国民と企業、学生達からの批判や応援に声を傾けたいと思っています。社会に感謝される大学を目指して、これが私の最近のキャッチフレーズです。SK

河田 聡、生産と技術2002年4月号、阪大テクノネット2002年4月号