ランダム走査コンフォーカル・ラマン顕微鏡 RAMANwalk

世界初! 確率過程論と情報理論に基づく独創的なビーム走査

ラマン顕微鏡の最大の弱点は測定時間が著しく長いことでした。この問題を確率過程論と情報理論を用いることにより解決することに成功しました。サンプルに対する先見情報なく、最適な経路でレーザービームが走査され従来の走査型ラマン顕微鏡の5倍~10倍の測定時間で画像を得ることができます。※特許出願中

RAMANwalkの搭載する走査法は、事前の情報を必要としません。たとえ顕微鏡で見つけることが困難な試料でも、ラマン散乱に特徴があれば自動でビームが生きているように探索し、必要なデータを素早く得ることができます。全体の情報は必要無いけれども、異物があればNG、といった試料の測定に大きな効果を発揮します。

RAMANwalkはポイント走査の光学系のみを用いることで、コンパクトなシステムを実現しました。そのコンパクトなシステムを美しい筐体に実装しています。ラマン顕微鏡に必要な光学系を内蔵し、電動化した調整機構を内蔵します。分析に必要な手間を極力はぶくことで、高速さに相応しい使い勝手を実現しました。

Specification

主な性能

空間分解能XY 350 nm , Z 1000 nm (対物レンズ100倍, 0.9N.A.)
スペクトル測定範囲100cm-1~
スペクトル分解能(FWHM)1.5cm-1 (@785 nm, 1200 g/mm)
スペクトルピクセル分解能0.74cm-1/pixel (@785 nm, 1200 g/mm)

主な構成

レーザー波長1波長または2波長 (488 nm, 532 nm, 671 nm, 785 nm から選択可能)
レーザー照射方式ポイント照明
回析格子600 g/mm, 最大3枚同時搭載(オプション)
検出器高感度電子冷却CCD 1650画素
走査方式XYビームスキャン
Zステージスキャン
遮光カバーインターロック付き
寸法(W×D×H)304 × 829 × 448 mm
オプションXY電動ステージ
ピンホール測定
偏光ラマン測定
低波数測定(50 cm-1
特殊ピークシフト測定