役員紹介

河田 聡
Satoshi Kawata
代表取締役会長兼社長(CEO)

阪大で学位を取得後、1979年からアメリカでポスドクを経験。その頃のカリフォルニアでは、教授や学生が会社を作って自宅のガレージで小さな会社を興し、Steve JobsたちのAppleが登場し、大学発スタートアップに大いなる影響を受ける。しかし日本に帰ってきたら、文明は開化していなかった。それから20年以上を経た2003年に、ナノフォトン株式会社を創業。国立大学が独法化する前であり、大学から認可を得るのに大変苦労をした。阪大教授、理化学研究所主任研究員、応用物理学会会長などを経て、阪大退職後の2017年から社長として会社の経営を行う。応用物理学、ナノテクノロジー、フォトニクスの科学者。現在は、阪大名誉教授、理研名誉研究員、科学技術振興機構のCREST「革新光」の総括、2022年にOptica (旧OSA: Optical Society of America会長など。2007年に紫綬褒章を受章。

藤原 健吾
Kengo Fujiwara
取締役専務(CFO)

1996年ITディストリビュータ大手のダイワボウ情報システム株式会社に入社。法人営業や仕入業務に従事。2002年より本社経営企画室に配属。中期経営計画策定、全社横断プロジェクト、IR業務などを手掛ける。2011年ナノフォトンに参画。取締役就任。財務・総務・法務・人事等、バックオフィス関連業務全般を担当する。2017年からは営業・国際業務を担当、同社製品の海外展開を推進する。2020年4月子会社Nanophoton Koreaの取締役を兼任。2020年6月、取締役専務就任。財務・管理・営業・国際業務を管掌する。信条は「事上磨錬」。趣味は野球。少年野球チームに携わり、子どもたちの成長や可能性の発掘、地域社会への貢献に寄与すべく取り組んでいる。1974年生まれ。グロービス経営大学院経営研究科経営専攻修了。MBA。

小林 実
Minoru Kobayashi
取締役技術担当(CRDO)

1978年生まれ。少年時代は電化製品など何でも分解するのが趣味だった。NHKの電子立国日本の自叙伝を見てエンジニアの道に進むことを決める。大阪大学工学研究科の修士課程在学中に取り組んだ第二高調波顕微鏡がナノフォトンの第1号製品となる。学位を取得後、成長する企業で中心的な役割を果たしたいとの思いから、ナノフォトン株式会社に入社。その後一貫して製品開発に携わる。2017年より取締役技術担当に就任し、研究・開発・製造・サービスを管掌する。

源 泰寛
Taikan Minamoto
執行役員・営業責任者(CMO)

1987年大阪大学経済学部卒業後、島津製作所に入社し官公庁・大学を中心に営業を行う。その後異業種へ転職し、新規事業立ち上げ、M&A、人事システムの構築等の業務を行う。2008年分析機器業界に戻りナノフォトンの競合外資系企業の日本法人でジェネラルマネージャーとしてマーケティング、人事・管理部門を統括する。その後会社を立ち上げ、装置の開発、社会福祉法人等への人事コンサルティング、ナノフォトンを含む分析機器メーカーへのマーケティング・コンサルティング等を行う。2022年4月からマーケティング担当GMとしてナノフォトンに軸足を置き、2023年11月より執行役員、CMOとして、営業・アプリケーション開発・サービスを含むマーケティング全般の責任を負う。

渡邊裕幸     
Watanabe Hiroyuki
執行役員・技術責任者(CTO)

1959 年生まれ。1984年富士写真フイルム(現 富士フイルム)に入社。長く解析関連の技術者として商品開発を経験した後、解析技術センター長、先端コア技術研究所長、フェロー(専門職役員)を歴任。その間、JSTの評価委員、内閣府、経産省などの技術委員を担当。業界団体の新化学技術推進協会にて戦略委員長として化学業界の技術開発戦略の策定と国家戦略への打ち込み、国プロ立ち上げを推進した。2022年11月に同社を退社後、2023年1月よりナノフォトンに参画。技術担当のGMを経て同年11月より執行役員、CTOとしてナノフォトンの技術、知財、生産の戦略策定と執行の責任をもつ。2005年阪大河田研にて社会人博士として近接場ラマン顕微鏡の研究で学位を取得。

金 孝珍
Hyo Jin Kim
取締役アジア担当

米国での博士課程において、Analyte社と現在も市販されているグロー放電型原子吸光分析装置を共同開発した。その後韓国に帰国、すぐに自身でSpectrontech社を設立し、液体放電、DC/RFグロー放電、ポータブルNIR分光器、皮膚水分測定器などの様々な分析機器を開発した。
2005年、グローバルビジネスの経験を積み重ねるため、ドイツのBruker Optics社に入社、韓国にはじめての現地支店を設立した。また、東南アジアのエリアマネージャーとして従事し、香港、台湾、シンガポール、タイ、マレーシアの5つの現地オフィスとインドネシア、フィリピン、ベトナムにおける地域販売代理店を束ねた。
2016年にNanophoton Koreaに参画し、当社韓国法人の現地オフィスとシンガポール、マレーシア、タイの販売代理店を立ち上げた。2020年4月、Nanophoton Koreaの代表取締役に就任。2020年6月には本社の取締役に就任している。