第2回 導入事例
独立行政法人 物質・材料研究機構/RAMANplus

(※現 国立研究開発法人物質・材料研究機構)

物質・材料研究機構(NIMS)とは、物質や材料の研究を総合的かつ専門的に行う独立行政法人の研究機関です。環境・エネルギー分野における新材料や、革新的なナノマテリアルを創出すベく、さまざまな研究ユニットが組織されています。一方、これらの研究ユニットとは立ち位置の異なる、共用ステーションと呼ばれる組織があります。NIMSが所有する世界最高水準の分析装置や設備を集約し、各研究ユニットに利用機会を提供する組織です。ナノフォトンのレーザーラマン顕微鏡も、この共用ステーションのひとつであるナノテクノロジー融合ステーションに導入されています。 

さらにNIMSは、文部科学省の「ナノテクノロジープラットフォーム事業」の実施機関でもあります。これは、最先端の研究設備とその活用ノウハウを有する機関が一体となって、全国的な設備の共用体制を構築し、イノベーション創出に向けた強固な研究基盤を形成する事業です。この事業は技術領域の違いに応じて、「微細構造解析プラットフォーム」「微細加工プラットフォーム」「分子・物質合成プラットフォーム」の3つに分かれています。 

今回ご紹介させていただくナノテクノロジー融合ステーションは、NIMS分子・物質合成プラットフォーム事業の実施も担っています。これにより、NIMS内の各研究ユニットだけでなく、全国の大学や企業の研究者に対しても、分析装置の利用機会を提供しています。
沿革

1956年7月:国立研究所として金属材料技術研究所(NRIM)設立
1966年4月:国立研究所として無機材質研究所(NIRIM)設立
2001年4月:2つの研究所を統合し、独立行政法人物質・材料研究機構(NIMS)発足

納入データ
機 種: RAMANplus
納入先: 独立行政法人 物質・材料研究機構
     茨城県つくば市千現1-2-1
納品月: 2010年1月

独立行政法人 物質・材料研究機構
https://www.nims.go.jp/

今回お話をお聞きしたご担当者

ナノテクノロジー融合ステーション
※写真右より
箕輪 貴司 様  竹村 太郎 様
永野 麗子 様