視野を広げた、新しいラマン。広視野ラマンスコープ RAMANview


広視野ラマンスコープ RAMANviewは、ラマンイメージングの空間スケールの常識を変えます。
そこには、まったく新しいアプリケーションの世界が広がります。

錠剤の高速ラマンイメージング分析

表面に1mm程度の高低差(カーブ)がある錠剤表面のイメージングは、まさにRAMANviewが得意とするところ。およそ1cm角の範囲を、わずか14分でラマンイメージングできます。0.5倍のレンズを使えば焦点深度はさらに深くなり、錠剤側面のイメージングも可能です。

測定条件(左)
励起波長
532 nm
対物レンズ
1x
画素数
202 x 202 pixel
測定
14 min

測定条件(右)
励起波長
532 nm
対物レンズ
0.5x
画素数
99 x 192 pixel
測定
8 min

湾曲した錠剤表面と側面の高速ラマンイメージング

アセトアミノフェン エテンザミド 無水カフェイン
Φ10.5mm ΔH1.1mm
ブリスターパック内の錠剤の測定もOK!

ブリスターパック内の錠剤は表面を削ってフラットにすることができません。固定もできないのでわずかな振動で揺れてしまいます。RAMANviewの深い焦点深度とレーザービーム走査なら、そんな条件下でも測定が可能です。

励起波長
532 nm
対物レンズ
1x
画素数
202 x 202 pixel
測定
14 min

錠剤の高精細ラマンイメージング分析

成分の分布をきめ細かく観察したいときは、高精細イメージングモードでの測定がおすすめです。右に示したデータは、2種類の解熱鎮痛剤の表面を、高精細ラマンイメージングしたデータです。高速イメージングモードに比べると測定スピードは落ちますが、高い空間分解能で広範囲にわたる成分分布をはっきりと観察できます。特定の成分に着目して、粒径解析を行うこともできます。粒子一つひとつを楕円で近似し、長辺と短辺のヒストグラムなどを算出することができます。

解毒鎮痛剤2種類の高精細ラマンイメージング

アセトアミノフェン エテンザミド 無水カフェイン
アリルイソプロピルアセチル尿素

成分 成分 成分 成分
製薬A 52%
28%
12%
-
製薬B
19% 48% 10% 7%
 
製剤中のカフェインの粒径解析(製剤AとBでの比較)
楕円率ヒストグラム
面積ヒストグラム

製剤中の含量1%のAPIの検出

0.5mg錠におけるAPIの分布をイメージングしたデータです。RAMANviewの2倍対物レンズは、高い空間分解能と広い測定視野を兼ね備えており、製剤中にわずかに点在する物質を逃さず検出することができます。

ポリ袋に入った粉末の分析

深い焦点深度はバルクの測定に最適です。ポリ袋のような薄い容器に入った試料の測定では、容器由来のピークをほとんど含まないバルクのスペクトルが得られます。もちろん、イメージング分析も簡単にできます。

樹脂成形品の結晶化度の分析

ポリエチレンテレフタレートは結晶化度により1720cm-1付近のピーク(C=O)の半値幅が変化します。上の画像は、ペットボトルのネジ口から胴体部分にかけての結晶化度の違いを可視化したものです。

稲田花崗岩表面の成分分布観察

ラマンスペクトルから、赤色の部分が石英、青色の部分が黒雲母、緑色の部分が長石であることがわかります。 岩石における化学組成を分析することで、変質や侵食をセンチメートルオーダーで捉えられます。※このサンプルは大阪大学の中嶋悟教授よりご提供頂きました。

SiC結晶中の多形分布観察

SiCの結晶多形の分析例です。4H-SiC結晶上に成長させた4H-SiCと6H-SiCが観察されています。RAMANviewを用いると比較的サイズの大きな結晶やデバイスであっても、全体を一度に測定することができます。

ダイアモンドの結晶品質分析

ダイアモンド工具の分析例です。ダイアが1330cm-1にシャープなピークを持つのに対し、人工ダイア中のアモルファスカーボンは、ブロードなピークを持ちます。大面積のDLC膜の分析へも応用が可能です。