今年もつつがなくナノフォトンの第18期株主総会が終わりました。例年同様、株主の方々には事前に資料をお送りし、当日は第18期の決算報告と事業報告そして第19期の事業計画と課題についてご説明しました。第18期はまさにコロナ禍の一年であり国内および海外活動は大きく制限されました。当初目標を達成することは出来ませんでしたが、前年並みの売上を計上することができ、また４年連続の黒字も達成しました。特に韓国法人は売上げを大幅増加し、連結黒字に寄与しました。

「じっと家にいてテレビでオリンピックゲームを見ておけ」と専門家の分科会長が言っているそうですが、人の営みとは困難な時期においてでも社会に出て人と交流をし社会の人々のために活動することであり、家にこもることだけではありません。コロナウイルスよりもむしろ恐怖が感染拡大する今、ナノフォトンの社員はみな外に出てお客さんや代理店の希望や意見を聞き、お客さんが本当に求めるものを開発して、それを社会に届ける活動を続けています。時の為政者におもねて店を閉めて家にこもりお客さんを見捨てるか、為政者に逆らって顧客のために活動を続けるか、自らビジネスをしている人たちには選択を迫られてきました。ナノフォトンは間違いなく「顧客ファースト」を選択します。より顧客に寄り添えるように、新しいショールーム、新しいホームページ、メルマガの発信、顧客アンケート、代理店へのデモ製品設置、顧客先へのデモ製品を貸出などリアルな活動を進めています。また新製品開発のみならず、お客さんの多様なニーズに対応した製品の開発を進めています。

2021年度の第19期は、売上げ額3割増・売上げ台数3割増・対売上比利益率12％維持、への再挑戦です。今年もぜひ、ナノフォトンにご支援賜りますようお願い申し上げます。

2021年７月1日
ナノフォトン株式会社
代表取締役会長兼社長　河田　聡