メールマガジンEmail Magazine

JASIS2020@幕張
ただ今、出展中


分析機器、科学機器メーカーが一堂に会する「JASIS2020」(旧分析展・科学機器展)が11日午前、千葉市の幕張メッセ国際展示場で開幕しました。ナノフォトンも広い会場の一角にブースを設け、今年発売したランダム走査コンフォーカル・ラマン顕微鏡「RAMANwalk」のデモ測定や、レーザーラマン顕微鏡「RAMANtouch」など製品の説明を行っています。会期は13日まで。新技術説明会も近くの会場で開催します。是非、当社ブースや説明会にお立ち寄りください。(メルマガ編集長/フリーライター・根本毅)

開幕直前の「JASIS2020」の会場風景

「新型コロナ」の影響も

JASIS(Japan Analytical & Scientific Instruments Show)は、日本分析機器工業会と日本科学機器協会の主催。今年は新型コロナの影響で規模が縮小したものの、無事に開幕しました。

ナノフォトンの箕浦浩昭ジェネラルマネージャーは「いつもよりブースが少ないが、所々に休憩所を設けるなど密にならない工夫が感じられます」と話しています。

また、ナノフォトンの齋藤広大・主任研究員は会場を見て回り、「以前からある装置に関しては、小型化、卓上化が各社でより進んだ印象です。また、自動測定機能など、新型コロナ対策に関する機能をアピールしたブースが目立ちました」とレポートしてくれました。

ナノフォトンブースの目玉は、新製品「RAMANwalk」

ナノフォトンのブース(6A-603)の今年の目玉は、今年4月に発売した新製品のランダム走査コンフォーカル・ラマン顕微鏡「RAMANwalk」の展示です。RAMANwalkは、ランダム走査の新技術を世界で初めて採用し、従来の走査型ラマン顕微鏡の5~10分の1の測定時間で画像が得られる性能を実現しました。さらに、iPadで遠隔操作できるなどユーザビリティも大幅に向上させています。

藤原健吾・取締役専務は「ラマンに詳しくない方、初心者の方でも画期的に簡単に測定できるようにしました。ぜひ、ブースで体感してください」と話しています。藤原専務も、初日朝からブースで来場者に対応しました。

RAMANwalkの説明をするスタッフ
ナノフォトンのブースは6A-603

JASISは従来、9月の開催でしたが、今年は東京五輪が予定されていたため11月にずれ込みました。箕浦ジェネラルマネージャーは「各社の予算編成は既に終わった時期なので、会場に足を運んでくださるのは本気で導入を考えている方々。その思いに応えたいと思います」と意気込んでいます。ブースには営業やアプリケーションエンジニア、開発スタッフ、サービス担当が勢揃いし、「どんな要望にも応えられます」(箕浦ジェネラルマネージャー)。

新技術説明会でもRAMANwalkを紹介

ナノフォトンの新技術説明会は、初回の11日は「ランダム走査コンフォーカル・ラマン顕微鏡RAMANwalkのすべて!」がテーマ。足立真理子・セールス&アプリケーションズエンジニアが登壇し、RAMANwalkの四つの特徴を中心に紹介しました。

ナノフォトンの新技術説明会の様子

その特徴とは
1)高速、高精度で、直感操作のレーザースキャン
2)回折限界に迫る、高い空間分解能
3)高速スクリーニング ランダムウオーク
4)多彩な測定と解析ニーズに応えるパワフルソフトウェア
5)メンテナンスや調整のいらない高安定システム

説明の中で、砂糖に混入したポリビニルアルコールを従来の10倍の速さで見つける様子も示され、来場者の印象に強く残ったと思います。

今後の新技術説明会は、
12日に「多変量解析を用いたラマン画像データ解析ツールのご紹介とその応用」
13日に「あなたの分析を進化させる! 最先端のレーザーラマン顕微鏡」
が予定されています。

ナノフォトンのブースや新技術説明会の詳細はこちらをご覧ください。

JASISのホームページには「人々の暮らしは、様々な科学の進歩の上に成り立っていると私たちは考えます。その科学の進歩を支える、分析機器、科学機器メーカーが一堂に会する最先端科学・分析システム&ソリューション展が ”JASIS” です」と紹介されています。その言葉の通り、会場には最先端の分析機器や科学機器が並び、なんだかわくわくしました。