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JASIS2022
会場レポート


JASIS2022の会場となっている幕張メッセ国際展示場

 300超の企業・団体が出展する最先端科学・分析システム&ソリューション展「JASIS2022」が7日、千葉市の幕張メッセ国際展示場で開幕しました。初日の様子をレポートします。
 ナノフォトンもブース(ブース位置:6B-406)を設け、ラマン顕微鏡RAMANwalkのデモ測定などを実施しています。新技術説明会でも、8日の「JASIS初公開 !“赤外分光(パーキンエルマー)×ラマン分光(ナノフォトン)”による最高峰の顕微イメージング連携の世界!」(池田理化)などさまざまな情報発信をしています。会期は9日まで。ぜひお立ち寄りください。(メルマガ編集長/サイエンスライター・根本毅)

ナノフォトンのブース

ブースでRAMANwalkのデモ測定

 JASIS(Japan Analytical & Scientific Instruments Show)は、日本分析機器工業会と日本科学機器協会が主催する最先端科学・分析システム&ソリューション展。ナノフォトンは今回、「今まで見えなかったものが見える!」をテーマに掲げています。

 ブースにはレーザーラマン顕微鏡RAMANwalkの実機を展示し、実際に測定・解析をしながら操作性を体感していただいています。また、代理店の池田理化のブースではレーザーラマン顕微鏡RAMANtouchのモックアップ展示を行っており、デザインやサイズが確認できます。

来場者にRAMANwalkの説明をするナノフォトン社員

ナノフォトン社員の感想は?

 ナノフォトンの製造・サービスGMの塩崎祐介さんも来場していたので、見て回った感想を聞きました。

 「社内で装置のデザインにも関わっているため、顕微分光や顕微鏡を中心に『形』に注目して見て回りました。メーカーによってスッキリした形のものもあれば、ケーブルが多くつながっているものもある。今後の参考になります」

 ラマン分光装置の傾向については「ハンドヘルドやポータブル型を多く見かけたのが印象的。ラマン分光の用途が広がってきていると感じます」とのことです。さらに、「大手の分析メーカーが、リモートで不具合のサポートをするサービスを紹介していました。うちも、取り入れられたらいいなぁと思います」と話しました。

オープン直前のナノフォトンのブース

新技術説明会

 ナノフォトンが関係する新技術説明会(2日目以降)は下記の通りです。

◇8日(木)
 12:45~13:45 池田理化 A10-11会場(定員100名)
『JASIS初公開 !“赤外分光(パーキンエルマー)×ラマン分光(ナノフォトン)”による最高峰の顕微イメージング連携の世界』
 弱点を補い合う関係にある「赤外分光」と「ラマン分光」。それぞれのハイエンド機メーカーの担当者が、同じサンプルの測定結果をプレゼンします。赤外分光とラマン分光の違いが分かるユニークな企画です。

 14:45~15:15 ナノフォトン A9会場(定員54名)
『ケミカルイメージングはここまで進化している。ナノフォトンの最先端のレーザーラマン顕微鏡を使ってポリマーを観察してみよう !』
 最先端のラマン顕微鏡を使えば、ラマン経験者はもちろん初心者の方でもケミカルイメージが簡単に取得できます。ポリマーのさまざまなケミカルイメージングの方法を、動画も交えて紹介する予定です。

◇9日(金)
 15:45~16:15 ナノフォトン A1会場(定員54名)
『ナノフォトンのレーザーラマン顕微鏡による食品のケミカルイメージング』
 食品のラマンイメージングは、簡単に食品の構造を分析できるツールとして食品研究で大活躍中。メルマガで掲載した事例も含め、身近な食品のケミカルイメージングをたくさん紹介します。