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ナノフォトンから箕面市長誕生
ナノフォトン株式会社で勤めた、原田りょう氏がこの度、8月25日に行われた箕面市長選挙におきまして、無事に当選を果たし、第19代箕面市長に就任しました。その就任挨拶として、古巣であるナノフォトンに来ました。・・・と、私が自ら記事を書いています。今まで本当にお世話になりました。感慨深く、最後の筆を取ります。(メルマガ編集/原田亮)

ナノフォトンでたくさんのことを学びました
昨年4月の大阪府議会議員選挙で落選し、どのような道を進むべきか悩んでいました。
そのようなときに、真っ先に河田聡CEOが私に声をかけてくれました。実は、落選するまでお話したこともなく、全然関わりがなかったのですが、ナノフォトンのオフィスに呼んでいただき、「箕面市長にならないか?」とはじめに言われたことを覚えています。
自信を失っていた私の可能性を見出していただき、私に大阪大学発のベンチャー企業であるナノフォトンで働くことが、良い経験になると声をかけてくださいました。そこから私とナノフォトンの関係がスタートしました。
思い返すと、この1年、海外企業との M&Aに関わらせていただいたり、様々な社会経験を積ませていただきました。働く中で、箕面市の施策や、大阪府や国の様々な支援が一般の中小企業にはなかなか届いていないという課題も 痛感しました。また、複数の企業がコラボして新たなサービスを生み出す場面も目のあたりにし、ベンチャー同士の交流をもっと促進させることができれば、新たなビジネスマッチングが起きるのに、 まだまだもったいない状況にあるといったことも現場で実感しました。
また、ナノフォトンが所在する船場のベンチャー企業の皆さんと意見交換する機会も多く、船場地区は、大阪大学の近傍に位置しており、大学図書館もあって研究にも適しているということが、ベンチャー企業にとっては大変魅力的な環境であり、ベンチャー企業が集積するのにふさわしい環境であることも確信しました。
そして、竹村景子 大阪大学外国語学部長にオフィスにお越しいただき、河田CEOと三人で船場の未来について、大阪大学と箕面市の連携について、意見交換させていただいたことも自分自身にとって大きな意味を持ちました。
さらに、河田CEOが主催する塾生の、起業意識の高い阪大の学生たちと交流する中で、起業したくても様々なハードルがあり、若い世代の新しいチャレンジの後押しが十分できていない課題も受け止めました。
こうしてナノフォトンで学んだ様々な社会経験を、今後しっかりと市政運営、市役所経営に活かしていきます。

ナノフォトンは、箕面市船場に本社を構える箕面市の地元企業であり、大阪大学発のベンチャー企業です。
今後は、違う立場となりますが、船場の発展のために、そして大阪大学と連携を進めるために、一緒になって力を合わせて箕面市発展のために頑張ります。今まで本当にお世話になりました。ありがとうございました。
